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標準周波数その2 [その他]

lubi011.jpg前回は、TVのカラーバスとの基準を利用した周波数標準器の話を書いたが、今回はオークションでルビジウム発振器を入手したのでこれを紹介する。

 ルビジウム発振器は民法放送のカラーバーストの基準や、携帯電話中継局などの基準発振器として使用されている。このユニットも多分携帯電話中継局のお下がりだと思う。結構高い値段でした。
 Datum社のLPRO(Rubidium Oscillatorfor Time & Frequency Reference)というものである。
ルビジウムの精度は±1×10の-11乗で発振周波数は6.8346875GHzと書かれている。これを基準に20MHzのTCXOとPLLでロックさせ2分周し10MHzを取り出している。-11乗なのでPLLOUTでは10,000,000.000と0.001Hzが期待できる。

lubi013.jpg 我家の標準周波数にすべくケースに収めてみた。発振ユニットは結構な発熱がありマニュアルにも放熱の必要性が書かれている。電源は24Vで初期投入時1.3A程度 安定時で0.5A程度必要である。カウンタ、SG等に分配するので、ミニサーキット社の8分配で分配する。そのため損失補填の為10dB程度のバッファアンプを組み込んである。発振ユニット単体での出力は8dB程度
lubi012.jpg
このユニットを基準としてカラーバーストを計測してみた。写真では3,579,545.4541と表示されているが、下2桁は安定しない。電波の揺らぎであろうか。これから見て0.01Hzレベルでは問題がない。これ以上は判定できない。まあアマチュアでは十分すぎる精度と思う。

 lubi015.jpgここまでくるとGPSを試してみたくなる。 うううう.... きりが無い。
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