SSブログ

広帯域増幅器6 [リニアアンプ]

 前回の実験からだいぶ時間が経ってしまった。FETによる増幅器の実験を再度行った。
「トロイダル・コア活用百科」を呼んでいたらNFBアンプのところでフェライトビーズを使用
する例が有ったので試してみた。

 NFBをかけると高域も落ちてしまう。そこで高域に対してNFBが掛からないようにするためにインダクターを使用する場合があるが、フェライトビーズで安直に出来れば楽チンである。結果は画像の通り1.9-145MHzまで11dB程度とかなりフラットな特性が得られた。

 これで何とかHF-VHFのパワーオシレータが出来そうである。もちろん多バンド送信部も可能となる。
もちろんこれに対応するデバイスが必要ではあるが。今回は、たまたま手持ちのMRF134というUHF用のFETがあったので使用してみた。この手のデバイスがなかなか入手できないのは困ったものだ。オークション期待となる。
三菱のFETを使用したリニアアンプが雑誌記事にあったと思う。このFETはRD15HVF1であったと思う。1個350円くらいで樫木総業で入手可能。これ以外に6Wタイプ、30Wタイプ HF用であれば100Wクラスまである。今のうちに確保するべきかな。

今回の実験では、1W出力を目標としていることと、下実験なので、入出力のマッチングは特にとらず、コンデンサーで直結とした。もっとも周波数特性に影響が出るのは、RFCとなる。1.9MHzに対応できるようFT50-43に0.8mmECMを15回巻いた。あとは高域が落ちないように入出力の配線を短くする。NFBは抵抗値を300Ω位から徐々に少なくしてみた。150Ωで概ねOKとなった。高域のNFBを押さえるためにFBを入れたことは前に書いたとおり。

今後は前段から一体で構成し0dB入力で1W出力 HF-VHFまで1dB以内を目指してみる。
Linear002-1.jpgMRF134Linear01.jpg
【クリックで画像拡大します】
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。