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Test Receiver No.5 [受信機]

RFAMP(2SC1426)-2.jpg

 前回のRF-AMPにE-B間のNFB対策をしてみた。「トロイダル・コア活用百科」によると、歪みはエミッタの非直線性によるとの事で、ここにNFBをかけ改善するとの事である。詳しくはトロ活を参照されたい。

 NFB用のコイルにはFB801-43に1次1回、2次2回巻きである。


LNA02.jpg その結果は左の写真のようになった。7MHzでは数dBmの改善が見られた。周波数が高くなると伸びはなくなっている。
 コアの材質や巻数によりもう少し改善が期待できるかもしれない。 
 この電圧でIM3が+34dm程度取れればOKではないだろうか。
 2SK125を2本使ったゲート接地アンプも測定して比較してみたい。また2SC1426のプッシュプルや2台合成なども期待できるかも知れない。
 増幅度では、この対策を行った場合、高域(50Mhz以上)で無いときより低くなっている。HFにおいては問題なく10dB稼げているのでOKとする。
 今回はこのままで取敢えずTEST受信機を構成していく予定。


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コメント 2

JH8SST/7

JA2NKD OM,
究極まで詰めた素晴らしいフロントエンドですね。2SK125パラGGと比較しても相当FBなのではないでしょうか。

MC1350 2段IFアンプはS/Nがイマイチでした。Dishalは昔ながらのラダーフィルターと比べると、確かにサイドのキレが抜群です。

復調回路にμPC1037Hを使われているのでゲインの点では非常に有利と思います。FBな受信機が構築できそうですね。
by JH8SST/7 (2015-10-31 19:42) 

JA2NKD

 コメント有難うございます。
今回は、色々な回路比較が出来るようユニットで作りました。これで機能別に取り替えて比較が出来ます。
 RFAMPはそこそこの性能と思いますが、これも2SK125x2と比較してみたいですね。
 復調回路のuPC1037は周波数変換に主に使われています。復調回路での例示はあるのですが、検波にはあまり使われていません。
 たとえばYAESUのTRXを見ても周波数変換には使われていますが、検波には使っていません。何かあるのかなと思っています。
 これらの試作でコリンズフィルタ受信機を計画していく予定です。

JA2NKD
by JA2NKD (2015-11-03 08:49) 

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