Test Receiver No.4 [受信機]
ジャンク箱を漁っていたら、このようなPower Splitter/Combinerが出てきた。早速Mini Circuitsのデータを見たら、これは使える。ということで早速RF_AMPのIMDを測定してみた。特にIM3は、第3次相互変調歪で、AMP等の性能評価に用いられている。
計算は、近接した2信号(今回20KHz)を入力しその出力レベルをPo(dBm) 第3次歪を P3(dBm)とすると
IM3(dBm)=Po+(Po-P3)/2 となる。
当然大きいほど大きな信号に対しても歪が少ないということになる。
今回の2SC1426NFB_AMPは写真のようになった。もう少し改良すると数dB改善できるらしい。さらに同一回路をパラやPPにしたり、もっと大容量の素子を使ったAMP等に取り組み+40dBm越えを達成しているOMもおられるようだ。
(以下測定方法にミスがありましたので記事内容を書き換えました。)
IM3の測定には2信号発振器とスペアナが必須であるが、その使用方法にもコツがある。今回始めて測定したが、スペアナ本体のダイナミックレンジ、ノイズフロア、内部歪み等に気を使う必要があった。当初内部歪みをIM3として測定してしまった。基本の2信号を直接入力し、レベルあわせ及び歪みチェックを行い、必要であれば内部アッテネータをマニュアル設定し歪が見えなくなることを確認する必要があった。簡易型スペアナにはアッテネータのマニュアル設定がないものもある。これらでは測定が難しい。
高周波測定の難しさを改めて知った思いである。
そして改め測定したものを掲載する
各周波数においてIM3 30dBmを超えている。
21MHzは写真ミスにより掲載していないが30dBmは超えている。
次は、E-B間のトロ活にあるNFB対策をやってみる。
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