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Test Receiver No.3 [受信機]

RFAMP(2SC1426).jpg

 前回のMixerに続いてRF-AMPを製作。
回路は「トロイダル・コア活用百科」にあるNFB-AMPとした。これはノートンアンプと呼ばれている。Low_Noiseと高IM3を期待してのことだ。
 原回路ではトランジスタに2SC1747というft1.4GHz Pc 0.3WのRF用トランジスタであるが、手持ちの2SC1426を使用した。
 2SC1426は、CATVブースター等に使用されたLow_NoiseのRF用でft2.5GHz Pc 3.5Wと2SC1747に比べてかなり強力である。データシートによるとIMが低くなるのは、40-50mA NFが低くなるのは3-5mAとなっているが、今回はHF-50MHz程度なのでIM重視でIc:45mAとすることとした。
 ほとんど原回路のままなので、詳しくはトロ活を参照されたい。

 出来栄えは写真の通りで、100MHz程度まではおおむね+10dBの増幅度であった。信号純度もきれいな感じであるが、詳しくは2信号によるIMD測定が必要である。2信号SGを作る必要がある。今回はTEST受信機なので、全体構成が完成したのち測定してみたいと思っている。
因みに入力+10dBm程度が限界である。RFトップには十分と思う。(S9+60dB=-13dBmなので) 

 これで一応RFからAFまで基本ユニットが完成した。これから調整作業が始まる。 


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コメント 2

JH8SST/7

JA2NKD OM,

RF-NFBアンプ、FBですね。HJで見た回路は、ダイオード3個をシリーズにしてベース電圧を安定化している以外、トロ活の回路と同じでした。2SC1426はこの目的にピッタリの石ですね。

Mixerも、LOレベルとバランスを正しく調整するには、やはり測定器が不可欠と痛感しました。無手勝流でやるのいは、ダイオードDBMが無難なのかもしれません。


by JH8SST/7 (2015-10-27 18:58) 

JA2NKD

 SSTさん コメントありがとうございます。
最近はスペアナ等で簡便に測定でき、直感的に判断でき便利です。
 しかし、昔はテスターディップメータくらいでやっていましたね。本来このほうが、基本理論の勉強が出来ましたね。「発振レベル調整で電流ピークから少し戻したところにSETする」とか、「ディップメータの結合レベル」など磁気の変化など、理屈がわからないと測定していても意味がないですよね。
 この基本ができていないと測定器が無駄になります。まだまだ勉強しなくては。
 NFBアンプのIM3測定もやってみました。周波数により数値に結構ばらつきがありました。トランスの出来栄え等難しいものがありそうです。取り敢えずHF-50MHzでIM3+30dBmオーバーまでもっていきたいですね。

JA2NKD
by JA2NKD (2015-10-28 07:08) 

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