SSブログ

Test Receiver No.2 [受信機]

MIX.jpg

 前回IFからAFまで作成した。今回はMixerを製作。
回路は高IPと利得が少しあることからFET4本によるアクティブDBMとした。

 このMixerは、中・高級機では一般的なものなので、特に解説は不要であろう。
 FETには2SK125でIdssをそろえたものを使用。RF_INとLo_INにはトリファイラ巻きの広帯域としている。IF_OUTはFCZ7-9MHzを使用した。このFCZコイルは1次側がバイファイラ巻きとなっているのでここに最適である。一般のIFTコイルではバイファイラ巻きにはなっていないのでちゅいが必要である。

 今回の仕様としては、
RF入力: 7MHz
IFOUT: 8.234MHz(クリスタルフィルタ周波数)
Lo IN: 15.234MHz 

DSCN0454.JPG 尚、トロイダルコアは、この前の稿で紹介した7Kタイプのベースに取り付けたものである。
 出来上がりのデータは写真を参照願いたい。調整はバランスボリュームで基本波が最低となるよう調整する。少々クリティカルではあるが、ストンと消えてくれた。次にLo信号のレベルを変化させ最適値を探る。低すぎるとIF_OUTが小さくゲインが取れない。大きすぎると歪が発生する。これらを見極め決める。今回は-7dBmとなった。(Lo_INにはバッファアンプがつけてあるのでVFOによっては不要またはアッテネータ等でレベル調整が必要)
 2信号発生器がないのでIM3等はわからないが単信号入力で-10dBm程度までは、忠実に変換されている。これ以上では歪が出てくる。

DSCN0457.JPG 写真ではLoの2倍高調波(15.234x2=30.468MHz)が強烈に出ている。また、あるレベル以上の入力となるとこの信号とRF信号でイメージ波が出ている。しかしこれらは、本番ではLo信号にLPFが入ること及び出力にはクリスタルフィルタが入ることにより排除できるので問題ない。試しにIFの出力にLPFを入れてみたが、写真のようにきれいな出力となっている。

 

DSCN0458.JPG 流石にFET4本によるDBMで期待できそうな感じである。

この後は、これに見合った高IP Low_Noise RF_AMPが必要である。
今検討しているのはNFB_AMPである。

続く・・・


DSCN0459.JPG







DSCN0460.JPG 

 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Troidal CoreTest Receiver No.3 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。