広帯域増幅器4 [リニアアンプ]
前回の続きの段を実験してみた。
回路は以下の通り。2SC1971は175MHzで10dBであることから、HFから145MHzまでで10dB確保できるかなと思ったが、やはり広帯域で伝送線路トランス等のミスマッチなどの影響からか145MHzでは利得が十分取れない。NFBの加減もようわからん。TEST1では、コレクタからベースに0.01と270ΩでNFBをかけた状態。TEST2ではさらにエミッタに4.7Ωを追加し電流負帰還をかけたもの。全体的にはTEST2のほうが落ち着いた感じであるが、145MHzでは6dB程度しか稼げない。トランジスタの基本能力からして致し方ないのかもしれない。UHF用辺りを使い十分にNFBをかけてみるか、FETを使ったほうがいいのかもしれない。取敢えず50MHzまでは何とかなりそうなのでTEST2の回路で構成してみる。これでHF帯では30dB程度の広帯域アンプとしてまとめてみる。FETアンプは次回の宿題とする。
【回路】
【TEST1】
【TEST2】
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