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Burst Signal Generator [測定器]

DSCN3329.JPG

 受信機を作ると色々な課題が出てきる。特に受信機の特性を左右するものにAGCがある。これの良し悪しで聞きやすさがまるで変わってくる。これには個人の好みもあるので一般的に通用する数値として表すことが出来ない。しかし毎回感覚で処理するわけにも行かないので、AGCの数値と個人の感覚を合せて記録していく必要がある。
 このときAGCの数値として一般的に言われるのはアタックタイムとリリースタイムである。これを数値化するためにRFバースト信号発生器を作ってみた。 RF信号をパルスでON/OFFさせる

DSCN3328.JPG

ものである。これにより出来たRF信号を対象となる増幅器(IF増幅)に入力し出力をオシロスコープで観測する。このデータと聴感を記録することによってAGCを評価すればいい。

 回路は、単純でアナログスイッチ用ICを使用しクロックでON/OFFするだけのものであり、部品点数も電源以外はICのみである。アナログスイッチは手持ちのMAXIM DG300CJというものを使用した。一般的には74HC4066 が簡単に入手できる。
DSCN3324.JPG CLOCKの信号源はTTLレベルの方形波だOkなので簡単に作れる。555タイマーICやファンクションジェネレータ用IC XR2206CP、8038,038等がある。RF信号はSG、DDS,VFO色々あるので、このスイッチさえ出来れば簡単に出来る。
 アナログスイッチ以外にDBMやDDSとマイコンで作る方法もあり、ICOMのBEACON№66、92にJE1UCI 冨川さんが発表されているので参考にしてください。

 出来上がった発生器にSGから8,20,28MHz ファンクションから50HzのTTLレベルの信号を入力してみた。(写真参照)
 これを見ると21MHzまでは問題ない。28MHzではOFF時の漏れが大きくなっている。中間周波増幅器であれば10Mhz

バースト信号.jpg

辺りで使用できれば問題ない。

 これでAGCが定量的に見ることが可能になる。 


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