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自作測定器 [測定器]

 長い間自作測定器を使ってきたが、最近はヤフオク仕入れの測定器や中華製の安くて高性能な測定器が幅を利かすようになってきた。しかしやはり自作品には愛着がある。そこでこれらを再度メイン測定器として使えるようオーバーホール&精度UPをしようと思い始めている。

DSCN3490.JPG

 この測定器ラックは、上から1)周波数カウンタ 2)インダクタンスメータ 3)コンデンサー容量計 4)低周波ファンクション発振器 5)電源 である。

DSCN3491.JPG 

 これらは何れも秋月のキットを使った測定器である。最近でもこれらのキットは販売されているが、ほとんどがPICやAVRと液晶表示器を使用したもので、小型高性能になっている。
 当時の液晶はバックライトの無いLCDで見にくい。それでもアナログメータでなく数字で表示される測定器には非常に魅力的なものだった。

 周波数カウンタにGPS基準の10MHzを入力してみたが、電源ONで3Hzの誤差であった。このカウンタは内部にOCXOが入れてあるが、10年以上未校正の割には正確であった。

 今後各測定器をリニューアルしていく予定である。内容としては、周波数基準をGPSからの10MHzを利用できるようにする。液晶をもう少し見やすいものにしていく予定である。
 ただし基本回路は先達に敬意を表して、流用する予定である。 


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Frequency counter [測定器]

F-counter.jpg

 最近 近しくしていただいているJH8SSTさんが東芝の7segLEDを記事に書かれている。最近の明るいものと違い、なんとなく真空管のヒーターとまではいかないものの、ノスタルジーを感じてします。そういえば確か古いカウンタキットがあったなと思い出し、ジャンク箱を漁って写真のカウンタを掘り起こした。

 その昔、名古屋の中野無線で出来合いの周波数カウンターが販売されていて、自作ディップメータと100KHz水晶のマーカーしかなかった私としては、何回も見に行きやっと購入したのが、初めての周波数カウンタであった。小型で、50MH以上計れ、455KHzシフトが出来るものだった。メーカーは忘れてしまった。


 その後秋葉原の亜土電子で、同じICを使ったキットが販売されているものを見つけ迷わず入手したものがこれである。
ICは三菱のM54821Pである。これにゲートタイム切り替えや入力アンプの回路等で構成されている。

 もう何年も電源を入れていないので、おっかなびっくりONしてみた。0を表示。SGから50Mhzを入力したのがこの写真である。 どこまでカウントするかとSGの周波数を上げたら+10dBmくらい放り込めば99MHzまでカウントできた。当時としては優れものであった。

 その後秋月の周波数カウンタキットが販売されたのは皆さんもご存知のことと思います。しかし中間周波数シフトの機能があるものは、あまり無い。 いろいろな機器に取り付けて使ってきたが、カウンタだけがまだ残っていたのである。せっかくであるから、これを使って短波ラジオでもこさえてみようかな。

 


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Burst Signal Generator [測定器]

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 受信機を作ると色々な課題が出てきる。特に受信機の特性を左右するものにAGCがある。これの良し悪しで聞きやすさがまるで変わってくる。これには個人の好みもあるので一般的に通用する数値として表すことが出来ない。しかし毎回感覚で処理するわけにも行かないので、AGCの数値と個人の感覚を合せて記録していく必要がある。
 このときAGCの数値として一般的に言われるのはアタックタイムとリリースタイムである。これを数値化するためにRFバースト信号発生器を作ってみた。 RF信号をパルスでON/OFFさせる

DSCN3328.JPG

ものである。これにより出来たRF信号を対象となる増幅器(IF増幅)に入力し出力をオシロスコープで観測する。このデータと聴感を記録することによってAGCを評価すればいい。

 回路は、単純でアナログスイッチ用ICを使用しクロックでON/OFFするだけのものであり、部品点数も電源以外はICのみである。アナログスイッチは手持ちのMAXIM DG300CJというものを使用した。一般的には74HC4066 が簡単に入手できる。
DSCN3324.JPG CLOCKの信号源はTTLレベルの方形波だOkなので簡単に作れる。555タイマーICやファンクションジェネレータ用IC XR2206CP、8038,038等がある。RF信号はSG、DDS,VFO色々あるので、このスイッチさえ出来れば簡単に出来る。
 アナログスイッチ以外にDBMやDDSとマイコンで作る方法もあり、ICOMのBEACON№66、92にJE1UCI 冨川さんが発表されているので参考にしてください。

 出来上がった発生器にSGから8,20,28MHz ファンクションから50HzのTTLレベルの信号を入力してみた。(写真参照)
 これを見ると21MHzまでは問題ない。28MHzではOFF時の漏れが大きくなっている。中間周波増幅器であれば10Mhz

バースト信号.jpg

辺りで使用できれば問題ない。

 これでAGCが定量的に見ることが可能になる。 


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ダイオード カーブトレーサー [測定器]

DSCN3034.JPG

 機器修理の時、時々ダイオードの判別に困る時がある。ダイオードはトランジスタ等のように番号が無いものが多い。外形からゲルマ、シリコンぐらいの判別は付くが、その特性については判らない。
 そこで電圧-電流特性が判れば何とか互換品を探せる。電源とテスターでデータを採っていては日が暮れる、夜が空ける。
ならば特性を直視できるカーブとレーサーを作ってみようと考え、ググって見たところ「イーエレ」さんのHPに簡易トレーサーの作り方があったので早々作ってみた。

CurveTracerReal.gif

 回路は本家そのままである。オペアンプ2個で三角波を作りオペアンプでバッファし、2SC1815,2SA1015のコンプリプッシュプルで電流ブーストしダイオードに流す。そのダイオードの両端をオシロスコープのX-Yモードで見ることによりカーブを見ることが出来る

 写真にシリコンダイオード、ゲルマダイオード、ショットキーダイオードの例をUPしてみた。横軸(電圧)の精度が今一と思うが、立ち上がりの差異は十分判別できる。これで近似のダイオードを探すことが出来そうだ。
 今後もう少し正確に出来るよう調整してみよう。

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